外観は同じように観えても、ハードケースはライト系のケースとは色々違いが あります。
まず、原価が違います。理由は製造の手間と材料費の格段の差です。
ライト系のケースは大量生産の出来る「Foam(発泡スチロールなど）」が一般的です。
一方、ハードケースは 天然の木材を使用しており、 一個一個に職人の手が係るため、
大量製造のコストダウンが難しいのです。
仕入価格が高い割には、外見的に差がない割安な（に販売できる）ソフト系ケースに人気が行ってしまいがちです。
ソフト系（ソフトオブロングなど）も販売しておりますので、あまり申あげにくいのですが、
ライトとハードの違いは、安全性と機能面で大変大きな差が あります。　
強度はもちろんですが、空気の出入りの出来るバイオリンやヴィオラなどの楽器本体と同じ木でできているハードケースは、
湿度の コントロールに大きな役割と貢献をしています。
楽器の状態は湿度の影響が大きく、音の変化に敏感な方はハードケースの中に更に加湿器・除湿器などを入れて対応しています。
高価な特別なバイオリンは、ワインのようにな湿度調整のできる保管庫に収納されているのを見れば良く解ります。
良いバイオリンの長期保管の場合には楽器の質を保つ為にはハードケースが絶対に必要です。
保管状態の良い上質な木材のバイオリンは経年効果（木材のセルオースの変化による 音質の向上）も期待出来ます。
出来れば、 ケースは２つ用意して、持ち出しようには軽くいなライトケースで、家では楽器を休ませる為ハードケースに
入れ替えというのが理想的です。
販売的には、全く別物のソフトとハードのそれぞれのケースですが、 今回、 販売のこのQualiｔｙシリーズは、
手の抜かない（木をしっかり使った）、 デザイン的にも内装に上質ベルベット地使用のしっかありしたハードケースです。
今回輸入在庫分に限りの特別価格です 。